昨年、特にデビーを使う場面で活躍したのがループノットフックでした。トリプルフックやシングルも使い、なんとなくしっくり来たのがループノットのツインです。使用したのはスプロートベンドとサクラマスジギングフックのタイプでしたが、今年はラウンドベンドタイプも追加製作してみました。
ライナップが増えたので、こうした動きのないプラグやスプーンなどで活躍が広がりそうです。直接スプリットリングにループをかけて使うことも可能ですが、僕は小カンで作っておいて、スプリットリングに入れています。
ちなみにデビーは最小の32mmと37mmのどちらもラウンド・ツイン#4-8を入れても止水ではプカリと浮きます。しかし流水で着水し、一旦沈む間の流れが強いと浮きが遅くなり、またラインスラックを与えすぎるとドラッグが掛かりすぎて、沈みます。これはドライフライでも避けたい状況で、テクニックも必要です。フック選びは対象魚、ラインシステムとのバランスが重要です。
針が細い=掛かりやすいが伸ばされる。
針が太い=掛かりづらいが強引に寄せられる。
ナイロン=フッキングタイムラグはあるが、クッション性あり。
PE=伸びずにフックアップできるが、身切れの恐れあり。
*上記の考察はいつも悩ましく、正解は場面毎に、そしてロッドの性能、経験にも依る部分がありますね。(各自悩んでください。)
マイクロリングを通してセットした針を持ち歩けば、アクションや浮力に応じて、また針が悪くなれば交換も現場でできます。ぜひ活用ください。このフックのデメリットとして、ただ巻きを重視したミノーにはお勧めしません。ツインフックのせいでピッチが落ちたり、動きが小さくなる。狙ったアクションが出にくくなると思います。
シングルフック, アシストフック, テシストフック
ラインナップ追加に伴って名称を若干変更しました。製品に違いはありません。
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