
先出のMSB483MLのティップライト版が483Lです。渓流ベイトフィネスでのフリップキャストの有効性は狙ったポイントに入れやすいことです。それがさらに狭い川幅、ブッシュの多い渓流になればティップを自由に触れるスペースがさらに狭くなります。これがこのブランクの開発きっかけです。
フリップキャストを分解すると以下の通りです。
(1)ティップをキャスト方向に対して真上に振る。(この時のパワーを3とする。)
(2)振り上げたティップを下に下ろす。(この時のパワーを2とする。)
(3)ティップを上に起こし、ティップを上げすぎないように止めること。(この時のパワーを1とする。)
この時、MLタイプよりも柔らかいので、(1)(2)の動作を少ない力でも機能するように微細な変更をしたモデルがL。その特徴です。
動画の渓流をご覧ください。まさにこうした源流、郷川がこの竿の真骨頂を引き出します。

対して、テイクバックをしないキャスト、バックに置いたロッドを前に振り、瞬時にミッドが曲げて反発力を得やすいのはMLタイプです。余談ですが、この(1)の予備動作をなしで投げるキャストがさらにしやすいのがMSB55MT(廃盤)でした。そしてこのメカニズムの違う二つのキャストをこなしやすいのが1&ハーフのMSB491MLT、MSB511MLTという認識を持っていただくと今後のブランク選びの参考になると思います。


【MSB483LTスペック】
LENGTH:4ft 8inch(BORON HANNDLE Bを基準として)
仕舞寸法:46cm
Lure weight : 2-6g* MLTとの重量差はないと思います。
Line:3-6LB(NYLON)
スレッドはMLTのメタリックグリーンよりも彩度の明るいグリーンを採用。ライト盤であることが一目でわかります。元ガイドから3つはチタンLRVSG。オールチタンガイドです。軽い力で投げやすいのがLタイプですが、フッキングしやすいのは当然ながらMLタイプです。
トラウト, 渓流, BORON, ベイトフィネス, 銘木
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