【BORON HANDLE CONCEPT】
2012年、我々は先駆けて、トラウトロッドにおけるボロンの使い方を見直しました。
そして2015年、カスケットでは「トラウトロッドのブランクとハンドルグリップは別々に販売する。」ということを明確化。
つまり概念的にはグリップ(ハンドル)とブランクとは、カメラで言うボディとレンズという考え方にすれば楽しみが広がることは明白です。
2016年、デザインを一新。エンドウッドをローレットリング+ウッドに変更し、さらに高級感を増します。
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ボロンの効用をどう捉えるか。【1】ボロンの音の伝達速度に注目。 今や30tを楽に超える高弾性カーボンがある時代にボロンの魅力、効果はなんだろう?我々は自問してきました。 そのひとつの答えが独特の感度。ボロンは音の伝わる速さが16,200 m/sとアルミニウムの約2.6倍以上であることから、音響材料としてはベリリウム以上に理想的な素材として知られている。これをハンドル部分に集中して使うことで微細な信号を増幅して手に伝えやすくする。これがニューコンセプト、TUNING FORK BORON である。 チューニングフォークとは音叉のこと。あたかも音を共鳴させる効果とグリップインサートの形状を重ねたことがネーミングの由来である。 |
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ハンドルとブランクスを別々に考える。【2】ハンドル脱着コンセプト チューニングフォークボロンハンドルはハンドル脱着システムを採用。これによりブランクがさらに自由度を増して選べるようになった。交換方法は抜いて挿すだけのシンプルで簡単なものです。細かい好みでハンドルの長さ違いを所有して使い分けることや、海水用に樹脂製のリールシートを選ぶこともできる。また渓流で酷使するトラウト用の細いブランクはどうしても折れや破損は付きものでした。ハンドルが脱着になったことで貴重な銘木ハンドルをそのままに新たなロッドを買い増しすることが可能となりました。 |
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ハンドルはカメラでいうボディ、ブランクスはレンズだ。【3】ハンドル一つで二つ以上のブランクスに対応 ボロンハンドルは一つのハンドルで最低2種類のブランクに対応出来るようにいたしました。ボロンハンドルは高弾性カーボンとボロンの素材で守られているので、ほぼ壊れることはありません。 *1:通常の使用において壊れることほぼありませんが、ハンドル部分を踏んだり、重いものの下敷きになったり、強い加重がかかるときは破損することもございます。 |
2016年度よりボロンハンドルの呼称について若干変更をいたします。上図のようにまとめました。 |