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2014年、6月。カーペンターの小西さんより手ほどきを受けて、人生初のGT(ジャイアントトレバリー:ロウニンアジ)に挑戦して参りました。
以下は、その時にアドバイスを受けた内容を元に、これから初めてGTに挑戦する方のために掲載いたします。参考にして頂ければ幸いです。

道具準備編実釣レポート編(動画)カーペンター製品ページ


「My First Giant Trevally」

いつかは釣りたいと思っていたGT、ジャイアントトレバリー。

幸運にも、GTフィッシングがおそらく日本一上手なカーペンターの小西さんと、
おそらく日本で一番のGTガイド、ビッグディッパーの福井健三郎さんのお世話になって僕のGT初挑戦が実現しました。
ここでは数回に分けて、これからGTフィッシングを始める方へ、僕が受けたアドバイスを元に準備したものを紹介します。

まずはロッド選び。
カーペンター|エンドレスパッションEP82/38(カスタム仕様):強化レギュラー在庫あり
GTファイト初心者の僕に小西さんからぜひ持ってきた方が良いと言われたロッドの筆頭がこれでした。
ファイト中、ライン角度を気にせず、終始ロッドを立てたままのファイトが可能。
強靭なブランクはしの字を描く高負荷ファイトにも折れたことがないそうです。
またティップからブランク全体に強い反発力を備えているので、 平たく重いGTが浮かせやすく、アングラーをかなり助けてくれます。

カーペンター|ザ・ブルーラグーンTBL83/32(カスタム仕様) :80/40強化レギュラー在庫あり
もう1本はないと不安な僕に小西さんが奨めてくれたのがザ・ブルーラグーンです。
バットパワー32LBでティップはやや柔らかで、普段ヒラマサで使い慣れているγ90なども使用が可能です。
毎日繰り返すキャストでヘトヘトですが「大海原に出たからにはキャストは止めない、体力温存用の1本です。
またパンドラなどもキャストが可能で潮流次第ではエンドレスパッションよりも
アクションが馴染みやすいパワーなので現場でも使い分けてみました。

補足ですがコーラルバイパーはポッパーにも使えるパワーがあり、
硬めのロッドにも十分慣れている方には扱いやすいロッドということでした。
また長ければ振り抜きさえすれば遠くに飛びますが、繰り返すキャスト&アクションの疲労は大きいので
体力にあわせて選ぶことが大事で、まずは8ft前半が初めての方には最適なようです。

ファイトにカーペンターファイティングベルトは必携(ノーマルタイプでも十分)

またヒラマサ用に使用しているブルーチェイサーを持って行こうと小西さんに相談しましたが、
GTのファイトに慣れていないと、ファイト中に終始立てたままのロッド操作が出来ず、
ライン角度をしっかり気にしなければならないし、ティップに反発力が期待できず、体力的にもきついので
メインロッドとしては考えない方が良いと言うアドバイスでした。


続いて、リール。
リールは6〜8号をメインに200m以上巻けるものを僕は準備しました。
当初、トカラへ行くことも想定していたので10号も考えましたが、
初めての高負荷ファイトで自分の体力がどこまでついていけるか不安でしたので、
僕はソルティガ5500EXP、6500Hの2台をチョイスしました。
ソルティガ5500EXPにはPEライン6号を250m程度。これは普段からヒラマサで使っているサイズをそのまま使用します。
ソルティガ6500Hには PEライン8号を300mを巻き、交換スプールも6000GTを準備しました。
ラインはバリバスのアバニGT-SMPを使用。高価ですが、耐久性があり、劣化の少ないラインで定評があります。

PEラインとショックリーダーの接続は小西さんに習ったFGノット(改)ですが、
僕は自信がないので、いつも自分がやっているFGノットと合わせています。
小西さんのノットは基本的に締め込み器具を使わず、手だけで作られます。
僕は「緩締めですね」と呼ばせて頂いたのですが、締め込みを100%行うとライン強度がすでに落ちているという考えです。
最後は魚に締め込ませて100%強度を確保するのが小西流であります。
具体的には編み込み幅がギチギチではなく間隔があり、回数も片側7回程度。
最後のハーフヒッチも「う〜ん、適当ですね(笑)」という感じ。
一見すると「わぁ、意外と雑・・・(笑)」と思ってしまう、そんな感じですが小西さんのFGノット(緩締め)は本当に強かった。
店頭には実際に小西さんが組んだFGノットがありますので興味ある方はご覧ください。

ちなみにショックリーダーは6号PEにナイロン130lb、8号には170lbをそれぞれ2ヒロ半〜3ヒロが小西さんの推奨でした。
カーペンターのロッドはこのシステムがガイド絡みを起しにくいようセッティングされています。
プロセレのナノダックスを当店も扱っていて、小西さんも強度は十分と推奨でしたが、完売で在庫がなく
僕はバリバスのナイロンショックリーダーとサンヨーナイロンのソルトマックスを使用しました。
ナイロンはどれもそうですが、吸水すると強度が劣化してしまうので水濡れや湿気の管理は十分にした方が良いです。
小西さんからも透明のナイロンが白く濁っていたら使用をやめた方が良いとアドバイスもらいました。

あると便利な小物
グッズでは大型のスプリットリングも楽に開けられるプライヤーとPEやリーダーの瘤を作るのに必ず必要なPEラインカッター。
小西さんも同じものを使用でした。リングはそれぞれの号数に分けて予備を持ち込みます。
締め込み器具、フェルールワックス、フックシャープナーです。

ルアーへの接続金具
ルアーへの接続は小西さんが最近推奨している組み合わせが上記の写真です。
強化ボールベアリングNO.4強化スプリットリング150Lb
もちろんショックリーダーの強度に合わせて出来るだけ軽いセットを選びます。
とくにパンドラなど、アクションした後の間で自走するプラグやジグはリーダーと金具の結束部分を痛めていることが分かったらしく、
物理的に離れるこのセットが今行き着いたところだそうです。

ショックリーダとのノットについて「
金具とリーダーの結束は写真が小西さんから教えてもらった「緩締めKONISHIノット」
ハーフヒッチの締め込みは100%行っていません。
ちなみに30KGのGTとファイトした後も金具の結束は締まりきっておらず、まだクッションを持続していました。
これはジギングでの最高負荷をかけたときの強い武器になりそう。

用意したルアー
ルアーはカーペンターの100〜160gのフローティングを中心にγ120やγ160、BF100などを用意。
小西さんからは最近シンキングでの釣果が良いし、サメなどのヒットで傷むことも多々なので
パンドラは多めに持ってきた方が良いとアドバイスでした。

フックのこと
ヒラマサ用のアシストフックは5/0までしかありませんので、リングを追加して重さを合わせます。
その他はカルティバのST66-5/0やガマカツGTレコーダー5/0、6/0を準備。
福井さんの船ではフックはリリースやラインブレイク後も考慮にバーブレス推奨です。

グローブはもちろん、必携。雨天でずぶ濡れになるので2枚以上は持ってきて宿で乾燥させた方が良いです。
カーペンターグローブはこちら

ほかロッドベルト兼、防水カフスになるカスケットのリストプルーフベルトが意外な場面で活躍しました。
それは手首のサポーター代わり・・・。(苦笑)
恥ずかしながら200g近いプラグを一日中、4日間も投げ倒したのは初めてで、手首を痛めそうになりました。
しかしこれをキツく巻いてフォールドすると楽でした。
意外なものが役立つものです。

さて、道具の紹介が終わりました。お付き合いありがとうございます。
実釣編は少し間を空けて(動画編集中2014年7月4日現在)ご報告します。
皆様も良い週末を!